こんにちは プレゼントツリー事務局です。
10月8日体育の日、「Present Tree in 宮古」の第一回植樹イベントを開催しました。
当日は、雲ひとつない晴れ渡った植樹日和。宮古市民参加者、市県外からの参加者、関係者合わせて総勢約120名のにぎやかなイベントとなりました。
宮古市からの参加者には、「宮古漁業協同組合女性部」の約20名の方がいらっしゃいました。こちらに所属する方々は、何年も前から広葉樹を植えて森づくりをすることが、豊かな漁場を育てるのだということを先輩から受け継いでおられ、森づくりの活動を続けてこられたのだとか。
驚いたのは、宮古市の方は皆「森・川・海」と人が共生することを意識されていること。漁業がさかんなまちだからこそ、森を育て守り、海を豊かにする大切さを理解されているのでしょう。
開会式では、宮古市副市長/山口公正様はじめ、10年間当地で森づくりの作業をしていただく株式会社小林三之助商店岩手工場長/伊藤克彦様よりご挨拶をいただきました。
ミュージカル「葉っぱのフレディ」の2012年フレディ役のお二人は、「みどりの大使」として参加者とこれから森になっていく当地に歌のプレゼントしてくれました。
開会式の後は、参加者全員で集合写真の記念撮影をしました。
この後10班に分かれて、オオヤマザクラ、イタヤカエデ、トチノキ、ナナカマド、ミズナラ、ブナの6樹種計1,000本の苗木を植えました。
(植樹する苗木)
担当の本数を植え終わった班から、班ごとに記念撮影をしました。こちらは1班。
(前列左から3番目:環境リレーションズ研究所理事長/鈴木敦子、5番目:小林三之助商店岩手工場長/伊藤克彦様、後列右から2番目:宮古市副市長/山口公正様)
植樹の後は、待ちに待った昼食。小林三之助商店の皆様が、地元産キノコ数種類と同じく地元産野菜をたっぷりつかったキノコ汁をふるまってくださいました。
(100人鍋でぐつぐつと)
(キノコとお野菜のだしがしみ込んだやさしい味)
昼食後は、場所を兜明神岳に移して約1時間の自然観察会を実施。「かわい木の博物館」の案内役をはじめ4名のガイドが森の中を案内してくださいました。
途中で、閉伊川の源流発見!閉伊川は、「Present Tree in 宮古」リーフレットの表紙にアイコンとして使われているサケが遡上することで有名な、宮古湾にそそぐ川です。今年はすでにサケの遡上が始まっていました。この下から湧き出す小さな流れが、あの清冽な川になるなんて感激!
因みにこの日の水温は4℃でした。ご利益があるというので、ひと口いただきました。美味しかった!
(閉伊川の源流「かぶと清水」)
広葉樹の自然林を通り抜けると、視界いっぱいに広がるススキの草原。そして目の前には、なだらかな高原と里山の風景が。
(草原で見つけたリンドウ、ヤマハハコ、森のキノコ)
森の中を歩くのは初めてだったというフレディーズのお二人。軽やかに走りながらの散策。大人はついていくのがやっとでした。最後に「山ぶどう」を収穫し、ご機嫌の様子。でも、そのままのお味はかなり酸っぱかったようで...。
ゴールの「区界高原ウォーキングセンター」に到着。
閉会式で、「かわい木の博物館」案内人の会会長/工藤昭市様にご挨拶をいただいた後は、それぞれ目的地行きのバスに乗り込み解散。
参加者の皆様、準備から当日の運営までご協力いただいた宮古市職員ならびに関係者の皆様、お疲れ様でした。そして、心より感謝申しあげます。植えた苗木の生長を見に、またこの 地を訪れていただけるよう、スタッフ一同願っております。
<当日ご参加いただいた企業>
三機工業株式会社、株式会社ドンドンアップ、バイエルクロップサイエンス株式会社、
株式会社博報堂、株式会社ブロードリーフ (敬称略、五十音順)
※前日10月7日(日)は、宮古市沿岸部田老地区の防災語り部ツアーの取材をしました。後日、レポートとしてブログにアップします。