豊かな森目指し 区堺高原に植樹 宮古でイベント
閉伊川源流部の森づくりを目指す植林イベント「プレゼントツリーin宮古」は13日、宮古市区界の放牧地跡で開かれた。市内外から約180人が参加。豊かな森になることを願い、標高950メートルの高原に広葉樹の苗木を植えた。
国内外で植林活動を行う認定NPO法人環境リレーションズ研究所と市が主催。被災地の復興支援として富士通グループも協力した。
同法人は市と協定を結び、昨年度から植林を開始。苗木1本ごとに番号を付け、10年間の保管管理を行う。植林費用は首都圏を中心に寄付を募った。本年度は約2.5ヘクタールにミズナラやブナなど6千本を植林する。
磯鶏小の大下結愛さん(2年)は「昨日が誕生日だったから、大きく育ってほしい」と願い、富士通小山工場長の坪井洋治さん(58)は「妻の実家が盛岡にある。被災地に協力する機会になってうれしい」と作業に励んでいた。