林内散策、宮古の草花を使ったコースターやクラフト制作、さんまのつみれ汁まで!
秋の三陸を味わい尽くす。オフロードを走破する楽しみを提供するJeep®では、冒険の舞台となる自然そのものを守る活動もサポートしている。その活動の一環である、「人生の記念日に樹を植えよう」を合い言葉に、森林再生と地域振興を繋げる<Present Tree>。活動地の一つである岩手県宮古市での植樹イベントは今年で3回目。この日、東京・大阪など県外から約50人が参加し、合計90名余りが植樹活動を行なった。盛岡から宮古街道を沿岸方向に車を走らせると、徐々に山あいが色とりどりの紅葉に包まれる。山道へと入り砂利を含む不安定なオフロードに突入すると、最適なオフロード設定が選択できるセレクテレインTMシステムを「SAND/MUDモード」に切り替えるだけでスムーズに走行。安定した走りによって、宮古の豊かな自然を楽しみながら会場へ到着することが出来た。イベントの主催者である環境リレーションズ研究所理事長の鈴木さんや宮古市産業振興部長・佐藤さんらによる挨拶を終えると、植樹体験がスタートした。
笹地となっていた標高1000メートルの牧草跡地での植樹体験!
今回植えるのは、ナナカマド、ヤマザクラ、ブナ、ミズナラの4種類。鍬で円形に土を掘り起こし、苗木の根をしっかりと固定してからもう一度表土をかぶせる。標高1000メートルの山で苗木が生長するのは難しく、この作業をしっかり行なわなければ冬の積雪に耐えることはできない。参加者は地元の方のサポートのもと、互いに協力して青空の下で次々と苗木を植えていく。今回は新たな試みとして今年豊作だったどんぐりを埋め、芽を出し樹と共に生長することを願った。こうして植えた苗木にはそれぞれの識別番号が与えられ、地元の方々のサポートを得て約10年をかけて大切に育てられていく。そうして育った苗木は山に降る雨を地中に蓄える手助けをし、その水がシャケの遡上で有名な閉伊川を辿って宮古湾に注ぎ込み、最終的には宮古の漁業を守ることに繋がっていく。この大きな自然のサイクルと、参加者の個人的で大切な記念日が、それぞれの苗木に宿っているのだ。また、苗木の生長を見に宮古を訪れることで、回を追うごとに地元の方々との親交も深まっていく。成長すると全体が大きなシャケの形に見えるように植えられたエリアもあり、会場には毎年の変化を楽しみに訪れるリピーターの方も多数見受けられた。品川から来られた参加者の方は「私は今回で2回目なのですが、前回参加した時に楽しかったので、もう一度参加しました。今回は(鍬を入れる表土に)根が張っていて大変でしたが、とても楽しく活動することが出来ました」「僕は他の地域でのPresent Treeにも参加していますが、今回の場所は管理も行き届いていて、気候もよく、気持ちよく植樹をすることが出来ました」と満足そうだ。初めて参加した女性の方も「おいしい空気を吸って、美味しいものを食べて、その中で植樹活動が出来るのはとても楽しかったです」と笑顔を見せていた。
三陸のソウル・フードに舌鼓。林内散策やワークショップも!
植樹を終えると一旦休憩もかねて昼食タイム。地元のみなさんによって宮古のソウル・フード「さんまのつみれ汁」が振舞われた。三陸の新鮮なさんまを使ったふわふわのつみれは、噛むたびに口の中でジュッと広がる旨味がたまらない。野菜やキノコもたっぷりと使われ、この一杯で宮古の海の幸・山の幸を一度に楽しめる。体を動かして汗をかいた後の食事を、山間の新鮮な空気の中で味わうというシチュエーションも格別だ。その後は4つのコースに分かれてワークショップを体験。林内散策コースでは、約1時間ほどかけて宮古の自然を満喫。地元の風土や文化、植物にまつわるガイドさんの説明に耳を傾けつつ、山葡萄やキノコ、鹿の足跡、熊の痕跡、モグラの穴などを楽しみながら林道を登ると、兜明神岳の頂上が目と鼻の先に広がる。冬にはクロスカントリー・スキーを楽しむ人もいるそうで、これからの季節にもオススメだ。一方、施設に残った参加者は、間伐材を使ったコースター作り、区界の周辺で採れた草花を使ったコースター作り、どんぐりや松ぼっくりを使ったクラフトの3種類から好きなコースをセレクト。コースターは木から切り出すことも、すでに切られたものを使用することも可能で難易度を選択できるため、小さな子供が創作を楽しむ様子も多数垣間見られた。
大好評の中イベント終了。主催者が語る<Present Tree>にかける想いとは?
15時頃にはイベントが終了。参加者には記念品として「植林証明書」が手渡されて解散となった。Jeep®では<Be More Real>キャンペーン内の10月~12月にかけて募集する<REAL OWNER PHOTO CONTEST 2014>に応募してくださった全ての方に、この樹の証明書をプレゼント。<Present Tree>の活動に興味を持つきっかけにして頂ければ幸いだ。イベント終了直後には、主催者である環境リレーションズ研究所理事長の鈴木さんに今回の<Present Tree in 宮古>についての感想と、そこに込めた想いをうかがった。このイベントにはやはり、先の震災で大きな被害を受けた宮古の復興への強い気持ちも込められているそうだ。「まずは3年目を迎えることが出来てとてもホッとしています。とはいえ、<Present Tree>は”植えてから10年をかけて地元と共に育てていく”のが特徴ですので、どれだけ参加される方が増えても、しっかりと10年間継続的にサポートしていこうと気持ちを引き締め直しているところです。また、特に岩手県宮古市での<Present Tree>は、被災地での第一弾の森づくりとなりました。復興への支援熱というのは、時間を経ることでどうしても冷めてしまう部分があります。ですから、この<Present Tree>を通して、沢山の方をまた被災地にお連れしたいです。そしてお連れして、こうして地元の方との新たな交流が生まれるサポートをしていきたい。私たちは、そういうことに強い想いを抱いて活動をしています。」(鈴木さん談)
2012年から活動をスタートして、来年には植樹の総数が約18000本にも到達する予定。あなたも大切な誰かの記念日に、宮古で思い出を植えてみるのはどうだろうか。
岩手のオススメのドライブ観光スポットも紹介!
道の駅・区界高。原盛岡の市街地から宮古へと向かう宮古街道の中でも一番の標高にある道の駅。地元ならではの写真を展示したブースに加え、手芸品や三陸の海の幸が売られている他、地元特産のりんごを使ったジュースやケーキも購入可能。宮古新里地域のりんごは遅雪のため通常より糖度が3度ほど高く、甘い蜜がぎっしり詰まっている。名物のしそりんごソフトは250円。また、裏手には緑を望むベンチが設置されている他、サケが遡上する閉伊川も広がっており、青空の下で昼食を取ることも可能。駐車場スペースも広く、ゆったり過ごせるのが嬉しい。
龍泉洞:岩手まで来たならぜひとも足を伸ばしたい絶景スポットが、日本三大鍾乳洞のひとつ、龍泉洞。国の天然記念物にも指定されている総延長約3600メートル、高低差約249メートルにも及ぶ日本屈指の鍾乳洞には、8つの地底湖が存在し、写真の通りの思わず息をのむほどの絶景が広がっている。また、その地下水は透明度が高く、水質自体も名水百選/水質百選に指定されるほど。東北大震災の影響で一時は透明度が損なわれる心配があったものの、現在は順調に回復し、自然の雄大さ、不思議さを体験出来るスポットとしてカップルにも人気が高い。
INFORMATION
★<REAL OWNER PHOTO CONTEST>/次回のテーマは「Jeep®×紅葉」
10月~12月に募集する<REAL OWNER PHOTO CONTEST>のテーマは「Jeep®×紅葉」に決定!これからのドライブシーンで出会う紅葉とあなたのJeep®の素敵な一枚を投稿してください。また紅葉に限らず、オーナーの皆様が秋を感じる風物詩とJeep®の写真も歓迎いたしますので、ご応募お待ちしております。
詳細はコチラより:http://jeep-real.jp/2014-photo-contest/
★日本の森づくりをサポートするJEEP®のCSV活動。それがRealの森。
詳細はコチラより:http://jeep-real.jp/real-forest/