こんにちは、プレゼントツリー事務局です
去る5月11日(水)2年ぶりに「トキの羽ばたく森(Present Tree for トキ)」のある新潟県佐渡島に行ってきました!(またしても、日帰りでの強行スケジュールでした(泣))
島内3ヶ所すべての植栽地を、植栽後継続して保育管理をお願いしている地元協働者の皆さまと視察しました。いずれの植栽地にも、トキが野生復帰した際の営巣木となるように「にいがた千年松」と、佐渡の木である「アテビ」(ヒノキアスナロ)を中心に植えました。「にいがた千年松」は、マツクイムシ被害の抵抗性アカマツで、新潟県で開発された樹種です。
植栽後7年経過した昨年、各植栽地の枯損木調査を実施していただき、経年による退色や破損したプレートを金属性のものに交換しました。
おしなべて「にいがた千年松」の生長ぶりは目覚ましいようです。「アテビ」は、一部コウモリガの幼虫による穿孔と食害による立ち枯れが見受けられました。
もともと保険分として20%以上増しの本数を植えましたが、それでも天候の問題や土壌の条件、上記のような食害により必要本数が満たないものもありました。今年秋には、補植作業をさせていただく予定です。
(↑ 左・右とも「にいがた千年松」)
(↑ 左:アテビ(ヒノキアスナロ) 右:付替えた金属製プレート)
当日は、時折強風が吹きつけたり霧がたちこめたりと、不安定な天候でしたが、継続的に森の保育管理を担ってくださる地元の地区長様や森林組合様、行政の皆さまととても意義のあるお話ができました。皆さま、高齢化や後継者不足には、とても頭を悩まされているご様子でした。
日頃のご協力はもちろんのこと、ご自身の農漁業作業のお忙しい中、長時間お付き合いいただいたことに心より感謝申しあげます。実は、地元協働先の皆さまの多くは、林業と漁業や農業を掛け持ちされているのです。で、1件目のお打合せ場所は、漁港事務所でした(^^;)))
帰りには、植栽地内で採取してくださったゼンマイを沢山いただき、皆さまの温かさや森の恵みにも感謝感謝な私たちでしたv(^^)v
次回訪れる時は、なんとしても最低1泊はして、佐渡島まるごと満喫したいです!