こんにちは、プレゼントツリー事務局です
6月4日(日)岩手県宮古市区界(くざかい)の「Present Tree in 宮古」で、第5回植樹イベントを開催しました。参加者数は、市内外から総勢約60名。
2012年10月に第1回目の植樹イベントを開催して以来、地元の皆様の多大なるご尽力のおかげで、毎年多くの参加者と共に開催することができ、今回で5回目を迎えられましたことを、心より感謝御礼申しあげます。なお大変名残惜しいのですが、今回が最後の開催となりました。
それには、嬉しい理由があります。事業としての実績としまして、これまでに約3万本、面積にして約12haの植樹が完了いたしました。多くの方々・企業様の温かいご支援により、お陰様で植樹可能面積すべてに植え終えることができました。植えた樹々は、地元協働者の皆様の手で、今後も植樹から10年間保育管理をしていただくことになっています。
さて、当日は生憎の雨。空に垂れ込める雨雲の動きを気にしつつ、まずは「区界高原ウォーキングセンター」内で開会式。
認定NPO法人環境リレーションズ研究所理事長 鈴木からの挨拶に続き、宮古市産業振興部長 山根様、株式会社小林三之助商店岩手工場長 田鎖様にご挨拶をいただきました。また、第1回目の植樹イベント開催でも応援いただいた、岩手県三陸北部森林管理署長 野藤様、宮古農林振興センター林務室長 西島様からも温かいメッセージをいただきました。
(↑ 左から、鈴木、山根様、田鎖様、野藤様、西島様)
岩手県森林整備協同組合 館野様からは、お得意のイラストの入った、2012年から6年間の総まとめ「Remember Present Tree in Miyako」と「Welcome to Present Tree in Miyako」の資料を使って、区界での森づくりにまつわるお話しをしていただきました。※資料はこちらからご覧いただけます♪♪♪
さて、植樹作業の前にしっかり腹ごしらえ。出来立て熱々の豚汁に、今が旬、地元産の山菜のおひたしをいただきました。
エネルギーチャージをした後は、バスで植栽地へ移動!入口から植樹会場まで、徒歩で約20分。気温計は、なんと7℃を指していました(*_*;
植樹会場に着いたら、植え方の説明。標高1,035mのこちらに植えるのは、ブナとミズナラの2種類。
そして、ここからが本番!「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」、参加者の皆さまは一所懸命に苗木を植えてくださいました。森のプロ曰く、このエリアは土の状態が非常によろしいとのことで、植えられた苗木も活き活きと喜んでいるように見えました(^o^)/
体温低下が気になるので、植樹作業を少し早めに切り上げて、植栽地をあとにしました。そして、プログラム通りガイド付き自然観察会に参加する組と、ウォーキングセンターに戻って休憩する組とに分かれました。
自然観察組は19名。雨と霧でかすむ幻想的な広葉樹の森を、ガイドさんの説明を聞きながら進んでいきました。途中で閉伊川の水源のひとつである「かぶと清水」に寄り、美味しいお水をひと口ゴクリ。偶然見つけたハルセミは、あまりの寒さに放心(?)状態で、鳴くどころか微動だにしませんでした(笑)
水も滴る可憐な白い花。マイヅルソウや日本スズランの群生もありました。
一方、ウォーキングセンター内では、地元で採取された草本の押し花をつかってコースター作りを楽しんでいました。
自然観察組がウォーキングセンターに到着した後、閉会式。3班の植樹作業班のリーダーさんたちから、参加者の皆さまに植林証明書が手渡されました。一緒に作業した仲間で、1本のPresent Treeの共同里親さんになっていただきましたv(^^)v
最後に、植樹イベントの準備から当日の運営、今後10年間の保育管理をして下さる地元協働者の皆さまに感謝の想いを込めた、盛大な拍手をもってお開きに。
参加者の皆さま、地元の協働者の皆さま、悪天候にも関わらず最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
第1回目から最終回の今回までの様々なシーンが思い起こされ、事務局にとって大変感慨深い一日となりました。苗木が結んでくれた宮古市とのご縁は、これからも続きます。植樹以外でも都市部と地元の皆さまが交流できる機会を提供させていただきたいと思いますので、引き続き「Present Tree in 宮古」の応援をどうぞよろしくお願い申しあげます!
<ご参加いただいた企業:エースホーム株式会社様、サンパワージャパン株式会社様>