【Present Tree in 雨竜】朱鞠内湖でワカサギ漁に同行しました!

 こんにちは、プレゼントツリー事務局です

10月4-5日と1泊2日で、「Present Tree in 雨竜」植栽地の視察出張した折、幌加内(ほろかない)町にある「朱鞠内湖(しゅまりないこ)」のワカサギ漁に同行させていただきました(^o^)

いつもは雨龍研究林の展望台から見下ろしている朱鞠内湖ですが、今回は船に乗って湖上から周囲を観察することができました。

 

 星印のあたりが展望台の位置

朱鞠内湖は、プトカマベツ川がウツナイ川・朱鞠内川と合流して雨竜川となる地点の上流に構築された雨竜第一ダムによって貯留された、広さ約2,400ha(!)もの広大な人造湖です。プトカマベツ川下流部は複雑な地形を示していましたが、ダム湛水に伴い、この元々の自然の河谷地形に基因して複雑な湖岸や大小の島が誕生し、周囲の森林とも相まって繊細複雑な眺めを誇っています。

湖内には、アングラー垂涎の幻の魚・イトウ(絶滅危惧種)をはじめ、サクラマス、アメマスなどトラウト類が数多くひそんでいます。冬季にはワカサギ釣りが楽しめるのですが、私たちは朱鞠内湖を拠点に地域おこしの活動をされているNPO法人シュマリナイ湖ワールドセンターの皆さまの定置網漁に同行させていただいた次第です。

前日は湖畔の「レークハウスしゅまりない」に宿泊。翌10月5日午前6時半、湖面に靄がたちこめる幻想的な光景にうっとりしつつ(とは言え寒いっ)船は出航。

 

 

湖周辺は森林帯となっており、紅葉黄葉の始まったカンバ類・ミズナラ・イタヤカエデ等の落葉広葉樹とトドマツ・エゾマツ等の針葉樹の織り成す多様な林相の針広混交林の景観を楽しめました。周辺の山々は標高900~1000mらしいのですが、すでに積雪も見られました。

当日の湖は、それまで連日風がひどかったのと雨による増水で、全体的に濁りが出ていました。しばらく船を走らせ、定置網を設置した2か所の漁場で水揚げの様子を拝見しました。

網を引き揚げると、あれれっ、網の中身はほとんど大きい魚...。これってワカサギ漁ですよね...。なんと、あの絶滅危惧種・イトウ様も大勢いらっしゃるではないですか!?ただ、竿で釣るのは大変難しいそうです。アングラーにとっては、やはり「幻の魚」なのです。

 

イトウ様はすべて速やかにリリースすることが義務づけられております。巨大でパワフルな魚体を網から出すのは、一苦労のようです。そして、ワカサギだけを丁寧にとってクーラーボックスに詰め込みます。

 

絶滅危惧種のイトウがこれだけ多く生息しているのは、地元の皆さまがその生息環境を保つために、日々努力されているからなのです。イトウを軸にして、朱鞠内湖と周辺河川や森林の生態系のつながりを考える一日になりました。

急なお願いにも関わらず、当日船に乗せていただいたNPO法人シュマリナイ湖ワールドセンターの皆さまに、この場をお借りして感謝申しあげます。

最後に、朱鞠内湖を紹介する素敵なサイトをご紹介します。是非コチラをご覧になってください。そして機会があれば、この絶景の秘境を訪れてみてくださいね。

Present Tree 事務局

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