【国内54カ所目】「Present Tree in くまもと山都」第五弾の協定式が行われました

12月23日(月)、熊本県上益城郡山都町の山都町役場にて、「Present Tree in くまもと山都Ⅴ」の協定式が執り行われました!これでプレゼントツリーの森は国内54カ所目、国内外では56カ所目となります。2020年に初の協定を結んでから、丸4年の間に5カ所目の協定林が誕生し、山都町における「生物多様性を守る森づくり」をさらに推し進めてまいります。

協定書の署名に先立ち、まずは山都町の坂本町長からご挨拶をいただきました。「山都町は面積の7割が森林です。多面的な機能を有する森林を次世代を引き継いでいくために、県内外の方々が協力するプレゼントツリーの取り組みは非常に有意義だと考えます。今回の第五弾の協定も、新小地区の豊かな森づくりにつながっていくことと期待しております」

理事長の鈴木からは、ご協力いただいている山都町の地元の方々への感謝をお伝えしました。「山都町は町長をはじめ役場の皆様、第一回目の協定エリア地権者である下田美鈴さん、森林組合の坂田組合長、町民の皆様も、町を挙げてプレゼントツリーを歓迎してくださって、本当にありがとうございます。これまでの4つの協定で約1万9千本の樹を植樹、すなわち延べ1万9千人の里親=関係人口を創出してまいりました。この関係人口をうまく町の政策に活かしていただき、森だけでなく地域まるごと元気にしていくというプレゼントツリーの意義を改めて感じていただけたらと思います」

地権者代理でご挨拶いただいたのは、2020年より多大なご協力をいただいている下田美鈴さん。「森は50年100年先を考えて育てるもので、現代の資本主義とは真逆です。加えて人口減少で、農村地域は農村地域の人間だけでは守れない、都市の人たちと一緒になって農村地域を守っていく必要があります。これからも都市と農村、消費者と生産者、ごちゃまぜになって活動していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
緑川森林組合の坂田組合長からは、林業の現場の声を届けていただきました。「樹を切ったところには植えないといけない、ということは担当にも常に伝えているのですが、今は植林できる人がなかなかいないんです。それでもどうにかなんとかやっていきますので、今回もどうぞよろしくお願いします」

続いて協定書への署名へ移ります。10年間の森林整備協定が、今…結ばれました!

2020年に初の協定を結んでから丸4年。5つめの協定が結べることとなりましたのも、ご支援いただいている里親の皆様と、ご尽力くださっている地元の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

協定式の後、第5協定エリアの現地を視察してきました。ここはスギの伐採跡地で、小高くなっており、白糸台地と周囲の棚田が見渡せます。冬の山都町は東京より寒く、この日はマイナス6℃まで冷え込んだそうです。霜柱もざっくざくでした!

こちらの第5協定エリアは、里親の募集が始まっています(詳細はこちらから)。有機の里・山都町の棚田とそこに棲む生き物たちを守る森づくりへ、皆様からのご支援をお待ちしております。これからもプレゼントツリーを、どうぞよろしくお願いいたします。

Present Tree 事務局

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8階
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