大崎市、大崎森林組合(猪俣榮幸組合長)、NPO法人環境リレーションズ研究所(東京都千代田区、鈴木敦子理事長)は1日、森林整備協定を締結した。同法人が展開する事業「プレゼントツリー」の一環で、同市鳴子温泉地域の市有地で森林整備に取り組む。県内で初、東北では岩手県宮古市に次ぎ2例目。同事業は、家族や知人などのために植える記念樹の苗木を同法人から購入して里親となり、植栽放棄地などの森林再生を図る活動。植栽地域の交流人口拡大も目指している。協定は、市が鳴子温泉字沼井地内の市有地約9ヘクタールを無償提供。同法人は、鳴子こけしの材料となるミズキなどの広葉樹4種類を植えるため、「プレゼントツリー in みやぎ大崎」と銘打って1口3,500円で寄附を募る。森林組合は各苗木に寄附者が識別できるナンバープレートを付けて管理し、下草刈りなど保安管理を少なくとも10年間行う。協定期間は2034年6月末までの20年間。締結式では、伊藤康志市長が「江合川源流地域への植林活動に感謝したい」とあいさつ。猪俣組合長と鈴木理事長も「植栽した木は責任を持って育てたい」「上流と下流の人をつなぎ、人々が豊かに暮らせるコミュニティづくりにつなげたい」などと話していた。本年度は、9月28日に2,500本を植える計画。問い合わせは同法人へ。電話03(5283)8143.
大崎タイムス 大崎市 市有地の森林整備 森林組合、NPO法人と協定
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