こんにちは、プレゼントツリー事務局です
7月1日(火)宮城県大崎市で「Present Tree in みやぎ大崎」の森林整備協定締結式を執り行い、同日お申込み受付をスタートしました!
植栽地は大崎市西部の鳴子温泉地区。もともとこのプロジェクトの打診をいただいたのは、鳴子温泉に縁のある方や地元の地域おこしに熱心な方々でした。東部の米どころの田んぼを潤す「江合(えあい)川」の水源となる森づくりとあって、上流と下流の様々な生き物と人の営みを共存させる活動となります。
協定締結式には、関係者のほか、鳴子温泉の女将さん代表や地元ネットワークのキーパーソン等、多くの方にご列席いただきました。
(前列左から、大崎森林組合代表理事組合長/猪股様、大崎市長/伊藤様、環境リレーションズ研究所理事長/鈴木)
某テレビで「日本一美味しい水道水」と認定された「鳴子の水」。非常時用に備蓄されているので、一般販売はしていないとのこと。プレゼントツリーの森は、この源流近くにあります。
突然ですが、9月28日(日)に第1回植樹イベントを開催予定です!参加者の皆さまに大いに楽しんでいただき、鳴子温泉はじめ大崎市全体に愛着をもっていただけるようなプログラムを企画します。今から、予定をあけておいてくださいね!!!
地元の温泉組合関係者、木地玩具共同組合(こけしを代表とする)関係者、その他ご協力いただける方々との打ち合わせと植栽地ならびに各施設の視察のため、この日は鳴子温泉に宿泊しました。
鳴子はもちろん温泉のまち。そして、鳴子の伝統工芸品といえば「こけし」。街中いたるところで、こけし、こけし、こけしのオンパレード。植栽地には、材料となる「ミズキ」も植えます。今ではそのミズキを、岩手県など県外から取り寄せているそうなのです。
翌朝は鳴子温泉女性委員会のメンバーと会合。9月のイベントに向けて、有意義な話し合いができました。続いては、植栽地の視察。前回訪れたのは去年の11月。木々が生長する時期の今回、スギの人工林伐採跡地である当地には、背丈の高い草や雑木が繁茂していました。植栽する前には、実生から生長した有用広葉樹は残し、残りの雑木等を伐採し地拵えを行います。実際に植樹するまでには、大変な労力が必要とされるのです。
その後、もう少し奥山まで入って「鳴子の水」の源流を見に行きました。実際に湧き出るお水を飲んでみましたが、冷たくてとても美味しかったです。蛇口をひねったら、いつでもこんなに美味しいお水が出てくるなんて、現地の人は本当に幸せですね。
そして、なんとも嬉しい遭遇が!子ギツネ2匹が、私たちの目の前に突如現れました(^^) 最初は草影に隠れていましたが、好奇心が旺盛な1匹が、こちらに近づいてくるではありませんか!あまりの可愛さに、シャッターをきりまくりました。実は、お母さんキツネは森の中からその様子をじっと見つめていたようです。
ヤマグワの木の近くには、明らかにクマがいつも通っている獣道も発見。毎日実を食べに来るのでしょうね。鳴子の奥山では、野生動物が元気に棲息しているようです。私たちも放置されて長い伐採跡地を広葉樹の森に戻し、豊かな自然を残していければと思います。