【プレスリリース】北海道 中川町における町営林経営に、初のNPO参画! ~ 記念樹による森づくり「Present Tree in中川」里親募集 ~

平成30年10月22日

各 位

認定NPO法人環境リレーションズ研究所

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北海道 中川町における町営林経営に、初のNPO参画!

~ 記念樹による森づくり「Present Tree in中川」里親募集 ~ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 認定NPO法人環境リレーションズ研究所(東京都千代田区、理事長:鈴木 敦子)では、13年間継続運営してきた、森づくりと地域振興を結びつける事業「Present Tree(プレゼントツリー)」のスキームを使い、北海道中川町の町営林経営に参画するために、中川町(町長:川口精雄)と北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション北管理部(北管理部長(兼)・教授:吉田 俊也)の間で今後10年間の森林整備協定を締結、本日より里親募集を開始いたします。

「Present Tree(プレゼントツリー)」は2005年1月に始めた取り組みで、「人生の記念日に樹を植えよう!」を合言葉に、大切な人や自分自身のために記念樹を植え、森林再生と地域振興につなげます。今までに、災害により被害を受けたところ、植栽が放棄されたところ、山火事や風倒被害で森林が消失したところ、里山として保全していくべきところ、水源の森として維持していくべきところなど、それぞれの理由により植林が必要な場所(国内25カ所)で活動を展開してまいりました。その殆どは、少子高齢化が進んでいる地域にある一方、記念樹を植える里親の方々の殆どが首都圏を中心とした都市部の人達です。都市部の人達が、記念樹を持つことでその森を訪れ、都市と森との交流がはじまること、その交流人口増大のための拠点を担い地域を元気にしていくこと、がPresent Tree(プレゼントツリー)の狙いであり、新たな森の付加価値づくりに挑戦し続けています。

中川町では、古くから天然広葉樹主体の森林経営を進めている中、パルプ原料にしかならないとされてきた町有林の天然広葉樹の価値を再評価し、新しい林業の在り方を模索、町内外の若手林業家や家具職人とのネットワークづくりなど、さまざまな新しい取組みを推進しています。その一環で、地域の森の生かし方の1つとして、Present Tree(プレゼントツリー)のコンセプトに強く共感し、今般の協定に至りました。町有林の経営にNPOが参加するのは、初めてのケースです。

「Present Tree in 中川」では、1口1本3,500円を寄附し苗木の里親となることで、北海道中川町の遊休公共牧野に、オニグルミやヤチダモ、アカエゾマツを植樹する森林再生活動に10年間参加することができます。寄附金は植栽やその後10年間の保育管理など1本1本の樹が大きく生長するために使用され、里親の皆さんには植林証明書が届けられます。

中川町は、酪農が盛んな地域でしたが、過疎化や人口減少が進み、かつて放牧地として造成された公共牧野(町が運営する牧場)は、その役目を終え、原野化しています。牧草の種は非常に強く、放置していても森に還ることはありません。そこで、「Present Tree」 では中川町と北海道大学、そして地元で「木こり」と呼ばれ親しまれている若手林業家の協力の下、生物多様性に配慮し、天然更新力を生かした、経済的にも環境的にも持続し得る新しい森林文化の創生に取り組みます。100年後まで、中川町が脈々と受け継いできた天然広葉樹林が存続し続けるため、苗木の里親と町民との交流イベントを継続的に開催することより、植樹や育樹の作業を通して、町民と都市部市民との交流人口の増大と中川町の振興にも寄与していきたいと願っています。

これまで、Present Treeでは北海道から九州まで国内25箇所、海外2箇所で森林再生プロジェクトを進めており、現在までの支援者数は約528万人、植栽本数は約17万1千本におよびます。認定NPO法人環境リレーションズ研究所では、今後も様々な理由で森林再生が必要とされている土地において、「プレゼント」を切り口に気軽に参加できるエコアクションを提供してまいります。また、個人、企業問わず、この活動に賛同いただける方を随時募集していきます。

 

Present Tree in 中川 申込ページ

 https://www.presenttree.jp/order/products/detail.php?product_id=262

 

  Present Tree(プレゼントツリー)とは? 「人生の記念日に樹を植えよう!」を合言葉に、大切な人や自分自身に記念樹を植えて、森林再生と地域振興につなげていくプロジェクトです。植栽地は、国内外にある荒廃林や植栽放棄地、台風や火災の被災林等森づくりが必要とされる土地。主に都市の人びとに苗木の里親になってもらい、その苗木を介して縁のできた中山間地域との交流人口を増やすことによって、森だけでなく地域も元気にしていきます。 植えた苗木には1本1本ナンバープレートが装着され、10年間森になるまで大切に育てます。苗木の里親になった方には、ナンバープレートの番号が記された「植林証明書」と贈り主からのメッセージカードが届きます。

プレゼントツリー公式HP  https://www.presenttree.jp/

 

 

※本件については、本日下記の記者クラブに資料を配布させていただいております。

環境省記者クラブ・環境記者会・林政記者クラブ

 

 

<参考資料>

■商号:認定NPO法人環境リレーションズ研究所

■役員構成:

理事長:鈴木敦子、副理事長:金子篤史、理事:中村則仁、理事:相田一成、 監事:原元利浩、事務局長:鴨崎志保

■住所:〒101-0052 京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8階

■電話:03-5283-8143  FAX: 03-3296-8656

■URL:http://www.env-r.com/

■設立:平成11年10月~任意団体としてスタート。平成15年9月、内閣府より認証を受け、全国展開を前提とした特定非営利活動法人となる。平成22年4月より、国税庁の認定を受け「認定NPO法人」となる。

■業務協力先:公的機関、国立大学法人、森林組合、シンクタンク、環境調査企業、製造業等

 お問い合わせ先 認定NPO法人環境リレーションズ研究所

担当: 鴨崎 TEL:050-3754-3116 e-mail: ptmail@presenttree.jp

Present Tree 事務局

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8階
Tel 03-5283-8143 / Fax 03-3296-8656

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