こんにちは、プレゼントツリー事務局です。

2012年に岩手県宮古市でスタートした「Present Tree in 宮古」は、32,247本の樹に里親さんが付き、おかげさまで2022年8月にて協定満了を迎えることができました。個人で延べ267名様・企業で延べ1,987社様からご支援をいただきました。誠にありがとうございました。

宮古市では農林漁業といった第一次産業が盛んで、親潮と黒潮がぶつかりあう三陸沖は、世界有数の好漁場です。2011年3月11日に発生した東日本大震災は、沿岸部の漁業に甚大な被害をもたらしました。

プレゼントツリーは、「東日本大震災 被災地復興支援型森づくりプロジェクト」第1弾として、山間部の川井地区に位置する牧草地跡を植栽地といたしました。そこは、宮古湾にそそぐサケの遡上で有名な閉伊(へい)川の水源近くにあり、やがて樹が生長し、豊かな海の資源を支える魚付き林となります。宮古市は明治以来、サケの孵化・放流といった育てる漁業も推進しています。「森を育て、きれいな川と豊かな漁場を守ろう!」を合言葉に、オオヤマザクラ、イタヤカエデ、トチノキ、ナナカマド、ミズナラ、ブナの6種の広葉樹を、約15haの土地に植えました。現在の現地の様子を写真でご紹介いたします。

「森・川・海」とひとが共生する安らぎのまち、宮古市。森が育んだ清らかな水は、川から海へとそそぎ込み、豊かな漁場を育てます。森を育て守っていくことは、被災した漁業のまちの復興支援につながったはずです。

「Present Tree in 宮古」への皆様からの温かいご支援・ご協力、誠にありがとうございました！ 現地の地権者である株式会社小林三之助商店岩手工場の田鎖様、岩手県森林整備協働組合の舘野様より感謝のメッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。

改めまして、10年間の長きにわたりご支援いただきました皆様へ厚く御礼申し上げます。

今後とも、プレゼントツリーをよろしくお願い申し上げます。