三機工業株式会社が「Present Tree in くまもと山都」にて記念植樹を行いました

4月17日(水)、三機工業株式会社様が「Present Tree in くまもと山都」にて記念植樹を行いました。三機工業の皆様は山梨県甲斐市にある「甲斐の森」にて長らく植樹・育樹に携わり、毎年通ってくださっていますが、熊本県では初開催。この日は本社と九州支店より13名がご参加くださり、地元の方や関係者17名とともに総勢30名で植樹を行いました。

町のシンボル・通潤橋から植栽地へ

三機工業の皆様がまず訪れたのは、山都町のシンボルであり国宝である「通潤橋」。山都町の現地パートナーであり、山都町地方創生アドバイザーでもある下田美鈴さんにガイドを務めていただきました。ここ白糸台地は、川が削り取った深い谷に囲まれています。通潤橋は白糸台地一帯に水を送るため、農業用水路の一部として作られ、今現在も白糸台地の棚田を潤している大切な水路橋なのです。そして、森はこの豊かな水を育んでいます。「植樹をする前に、ぜひ山都町の農業と森の背景を知っていただきたい」と、参加者の皆様をご案内いたしました。

戻ってからは通潤橋の目の前にある「ミエルテラス」にて、山都町を知ってもらう機会として、有機栽培で作られたお茶などの名産品を紹介いたしました。植樹をするのはもちろん大切なのですが、地域の美味しいものや名産品もぜひ楽しんでほしい!というのがプレゼントツリー流です。

続いて植栽地へ向かいます。バスを降りて林道を歩きながら、下田さんからは有機農業や田んぼの話、理事長の鈴木からは「自然共生サイト」認定秘話をお話させていただきました。

植栽地では山都町の楢林副町長や、緑川森林組合の荒木さんが迎えてくれます。

開会式では、三機工業の長谷川会長からのご挨拶に続き、理事長の鈴木からもご挨拶をさせていただきました。三機工業さまとのご縁は2011年からですので、なんともう13年のお付き合いになります! 長くご支援を続けてくださっていること、こうして毎年現場へ通ってくださることに、深く感謝申し上げます。

山都町の楢林副町長、下田さんからもご挨拶をいただき、山都町の人口が減り、森や里山を守れなくなっていくことが危惧される中、こうして山都町を訪れて支援してくださることに感謝が述べられました。

さあ、植樹です!

植樹に取り掛かる前に、会場にて皆様の集合写真を撮影。バックの棚田が映えますね!

続いて記念植樹です。緑川森林組合の荒木さんが植樹方法を指導してくれます。そのあと、長谷川会長・工藤専務・川口九州支店長が、1本ずつ樹を植えていきます。10年後にはきっと大きく育って、白糸台地を潤す水源林になっていることでしょう…!

そして全員での植樹作業に移ります。植える場所は斜面で面積も広いのですが、手際よく次々と樹が植えられていきます。さすが長くプレゼントツリーをご支援くださっている三機工業の皆様ですね! この日は4月にしては気温が高く、蒸し暑い中での作業になりましたが、とても気持ちよさそうに作業していらっしゃる皆様の笑顔が印象的でした。

最後は記念植樹の前で集合写真。開始前の集合写真よりも、皆様晴れやかな笑顔です。こうして山都町の空気を吸い、白糸台地の風景を見ながら樹を植え、土を触って汗を流すことの、言葉にできない効力を感じます。

植樹後のお楽しみは地産の食事♪

その後は、町の中心部にある「通潤酒造」へ。敷地の奥へ入っていくと、白い壁に瓦屋根のどっしりとした建物が見えてきます。ここは熊本地震で大きな被害を受けた築200年の蔵をリノベーションし、2019年「おもてなしの蔵」として生まれ変わった「寛政蔵」。たくさん樹を植えてお腹もペコペコ、こちらでお昼ご飯をいただきます。

三機工業の皆様、これから熊本のお客様を回られるとのこと。お忙しい中、植樹を体験いただき誠にありがとうございます。皆さん先ほどの作業着からスーツに着替えていらっしゃって、記念植樹のときとは全然雰囲気が違います。

食後は併設の販売コーナーにて、お土産を購入。こちらでは日本酒はもちろん梅酒、酒粕や粕漬なども販売しています。お酒好きな方へのおみやげは、ぜひ通潤酒造で♪

また山都町で会いましょう!

ここで三機工業の皆様とお別れです。短い時間ではありましたが、山都町の農業や林業について理解を深め、樹を植えることの意義を体感していただけたら嬉しく思います。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました! またぜひ山都町でお会いしましょう!

Present Tree 事務局

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