8月29日(木)、岐阜県の高山市役所にて「Present Tree in 飛騨高山」第二弾の協定式が行われました。これでプレゼントツリーの森は国内53カ所、国内外では55カ所目。2011年に第一弾を締結した同エリアを拡張し、さらなる森づくりに携わらせていただけることになりました。
調印式に先立ち、まず理事長の鈴木からご挨拶をさせていただきました。「まずは協定式にご尽力いただきました皆様に深く感謝申し上げます。久しぶりの高山市、昨日到着しまして朝市や古い町並みも満喫してまいりまして、やはりとても良い町だなと感じます。都市と森林のある街を結ぶプレゼントツリー、日本一の森林面積を誇る高山市との協定ですから、“地域”と”森”の魅力をしっかりとお伝えしていきたいと考えております。これから20年という長いお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします」
続いて土地所有者であり森林管理者である小林三之助商店 代表取締役の小林様からお話をいただきました。「2011年に一度目の協定が行われてから、プレゼントツリーの植樹イベントや企業さんのイベントにもご一緒させていただきました。日本有数の観光地である高山市で、またこうして森林整備協定を結べたことは大変光栄に存じます。施工管理者として、できるだけ早く植林ができるよう準備を進めるとともに、たくさんの里親さまからお預かりした樹をしっかりと管理してまいりたいと思います」
岐阜県 林政部長の久松様からは、プレゼントツリーの大きな効果の1つである関係人口のお話をいただきました。「岐阜県では2007年から企業協働の森づくりを進めていまして、今回が35例目になります。昭和の時代、林業従事者は県内で5000人を超えておりましたが、今は950人を維持するのが精いっぱい。さらにこの山村地域では人口減少が著しく、関係人口を増やして地域を活性化する必要がある中で、森林再生と地域振興の同時実現を目指すプレゼントツリーとの協働は大変意義のあることと思います」
最後に高山市の田中市長が、これからの高山についての熱いお話を聞かせてくださいました。「高山市の森林面積は21万haという日本一広い森林を持っています。人口8万3千人の町で、その森林をどう管理するかというのは常々悩みどころでした。よく森林行政は『川上から川下』と言いますが、この協定を通じて、まずは川上をしっかりと確保する。そしてこれを機に川下、つまり出口を見えるようにしていく必要があると感じています。高山を舞台に、高山だからこそできる、観光だけではない取り組み。そこを示しながら、地域振興を図っていくことを期待しています」
いよいよ調印です。岐阜県の久松部長、高山市の田中市長、小林三之助商店の小林社長、そして弊所理事長の鈴木が、それぞれ森林整備協定書に署名します。20年間の森林整備協定が、この瞬間に成立いたしました! ご尽力いただきました関係者の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
「Present Tree in 飛騨高山」では、里親の募集が始まっています(申込・詳細はこちらから)。歴史ある山岳都市・高山市の森づくり、ぜひ多くの皆様からのご支援をお待ちしております! 来年秋には高山市の魅力を満喫する会員限定植樹イベントも開催予定ですので、どうぞお楽しみに♪ 会員登録は無料、webページもしくはLINEから随時受付中です。