こんにちは、プレゼントツリー事務局です
昨日は「Present Tree for トキ」の植栽地のある、新潟県佐渡市に行ってきました。下の画像は、牡蠣の養殖がさかんな汽水湖(筏がたくさん浮いています)「加茂湖」湖畔から大佐渡山脈を撮影したものです。雪の積もった山の稜線が美しいですね。
出張の目的は、佐渡市内の林業関係者や森づくり活動を実践されている方々のための「佐渡の森づくりを考える集い」に参加するためです。主に島内で行われている事例紹介や意見交換が行われました。そして、2008年に活動をスタートした「Present Tree for トキ」の事例もご紹介いただきました。
会場は、Present Tree植栽地が2ヶ所ある平野部の新穂(にいぼ)地区にある「トキのむら元気館」。大佐渡山脈と小佐渡山脈にはさまれた国仲(くになか)と呼ばれる地域の一画で、野生のトキが生息し、住民の方々はトキの保護に非常に熱心です。
参加者は100名を越えました。全国各地の例にもれず、参加者はご高齢の方がほとんど。林業や森づくりに関わる方々の高齢化の現状を、目の当たりにしました。
ご当地でPresent Treeの森の保育管理を続けて下さっている各森林組合でも、構成員の減少や高齢化が深刻な問題となっています。本セミナー終了後、協働先の森林組合様とのミーティングの間も、その厳しい状況について詳しくお話を伺うことができました。組合や個人が所有している森の木が伐期を迎えているのに材として出せない(売れない)、手入れをしたくてもマンパワーがない、等々。そういった中、Present Tree植栽地では、最近、島内の若手グループのボランティアの皆さまが、傾斜の厳しい箇所の下刈り作業等をお手伝いくださっています。これからも、このように新しい連携が生まれてくることを期待したいと思います。
ミーティングと森林組合事務所へのご挨拶に時間を要し日も暮れてしまったので、生憎、今回は植栽地を視察することはできませんでした。桜の咲いたころに、現地協働者の方に画像を送っていただこうと思います。