東京の認定NPO法人環境リレーションズ研究所主催の「Present Tree in みやぎ大崎」植樹イベントが5日、大崎市鳴子温泉沼井で行われた。首都圏から訪れた人たちと大崎市民ら合わせて約100人が参加。伝統工芸品「鳴子こけし」の材料になるミズキをはじめ、オオヤマザクラ、ミズナラ、イタヤカエデの4種類の広葉樹合わせて500本を植えた。
Present Treeは、水源近くの森を育むことによって、下流域での米づくりと多様な生物の共存を支え、地域発展への貢献を目指す取り組み。
昨年7月1日、環境リレーションズ研究所と大崎森林組合、大崎市が「森林整備協定書」に調印し、同9月、第1回植樹イベントを行った。今回が2回目。
「人生の記念日に木を植えよう」との呼びかけに、首都圏や市内から応募した人たちが参加。親子が協力してくわで地面を掘り、苗木を丁寧に植えるほほえましい姿もあった。
鬼首の吹上高原キャンプ場にあるバリアフリーのトレイルを作る「ボードウォーク」のワークショップも行われ、参加者は縦20センチ、横200センチのスギ板に、思い思いに絵や文字を書き込んでいた。参加者は「植えた木を見守っていくことも大事だと思った」などと話していた。
植樹した苗木には1本1本ナンバープレートを取り付け、苗木の里親には「植林証明書」などを送る。
今回植樹した付近では本年度中に合わせて2,500本の広葉樹を1ヘクタールに植樹するという。
Present Treeの活動地は国内外24ヶ所、植樹本数は約10万5,000本、支援者数は延べ約320万人(昨年末現在)
大崎タイムス ミズキなど広葉樹500本 鳴子温泉で植樹イベント
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