9月30日(土)、三機工業株式会社の皆様が、山梨県甲斐市の「PT in甲斐」内にある「三機の森」「感謝の森」にて、育樹イベントを開催しました。会長・社長をはじめ役員の皆様から若手社員まで、社員のご家族のお子様もご参加くださり、総勢55名で下草刈りを行いました。

2015年に植樹をしてから、7回目となる「育樹活動」

森を育てるために、樹を植えるのが「植樹」。でも、樹を植えるだけでは森にはなりません。植えたあと、「下草刈り」や「獣害ネットの設置」といった森を育てていくための「育樹」が必要です。三機工業の皆様は、ここ「PT in 甲斐」内に2015年に「三機の森」を、2020年に「感謝の森」をつくったあと、毎年現地を訪れて育樹活動を行ってくださっています。

この日は「三機の森」で通算7回目となる下草刈りイベントです。駐車場から15分ほど作業道の斜面を歩いて登ると、山梨県中央森林組合の皆様がテントを用意して待ってくださっていました。まずは作業前に集合写真をパチリ！

天気は曇り。朝は少しだけ霧雨が降っていましたが、連日の暑さが嘘のような涼しさです。作業前のオリエンテーションでは、まず三機工業のサステナビリティ推進本部の本川本部長からご挨拶。「創立100周年に向け、今日はいつもより多くの仲間に参加いただいています。初参加の方もいらっしゃいます。90周年記念事業として始まりました三機の森・感謝の森の成長に触れながら、来る100周年を盛り上げていきましょう！」

続きまして弊団体の理事長・鈴木よりご挨拶をさせていただきました。「ようこそ！というよりも、お帰りなさい！という感じですね。植樹から数えて8回も現場を訪れてくださり、育樹まで携わってくださっているのは三機工業の皆様だけです。日本は国土の7割が森林で、そのうち人の手が入らないほうがよい原生林はたった1~2%。その他のほとんどの森は、人が手を入れて関与し続けなければならない森なんです。来年は熊本県山都町のプレゼントツリーにもご支援をいただけるとのこと、本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします」

最後に、中央森林組合の伊藤専務より下草刈りの方法について説明がありました。「ブルーの棒の隣に苗木が植わっていますので、その周りの下草を刈ってください。刈るときは大振りはしないように。右手で刈るときに左足を前に出していると脚をケガしてしまうことがあるので、右手で刈る場合は右足を前に出して刈ってください。あんまり低く刈らなくて大丈夫です。お隣と2メートルくらい間隔を空けて刈っていただけたらと思います」

いざ下草刈りへ！

さあ、手袋と鎌を手に、下草刈りへレッツゴー！

急斜面を登っていくと、大きくなった栗の木が所々に植わっています。ちょうど栗の季節だったからか、イガグリから美味しそうな栗の実がのぞいていました。次はぜひ栗拾いをして、栗ごはんを作りたい…！

新芽を鹿に食べられてしまったのでしょう、植えてから8年経つというのにまだ小さな苗もありました。

下草と一口に言っても、どれを刈ったらいいのかイマイチわからない…そんなときは、赤いヘルメットをかぶった中央森林組合の皆さんが教えてくれます。思い思いの場所で、下草刈りに勤しみます。

「三機の森」と「感謝の森」には、植樹の際に立てた看板があります。三機工業の皆様がここを訪れるたびに、この看板の裏にサインを残すというのが恒例行事になっています。この日も会長・社長をはじめ、役員の皆様が看板裏にサインをされていました。

実はこの下草刈りの作業中に、三機工業の長谷川会長・石田社長のお二人に、プレゼントツリーについてのインタビューをさせていただきました。こちらは後ほど公開しますので、どうぞお楽しみに♪

約45分の下草刈りの作業のあとは、とてもスッキリ！ 毎年手を入れているからこそ、苗が順調に生育している様子がわかります。先ほどまで曇っていましたが、お天気も下草刈りを喜んでくれたのか、太陽が顔を出し青空が見え始めました。斜面からは遠くに甲府の街並みが望めて、とても気持ちの良い眺め！

きれいになった森をバックに、バーベキューに舌鼓♡

作業に汗を流したあとは、お待ちかねのランチタイム！ 美味しいお肉とキンキンに冷えたビールが用意されていますよ～♪ 社長の石田様から乾杯のご挨拶をいただき、いざバーベキュー開始。お肉の焼かれる美味しそうな香りが、森に漂います。

この日はご当地グルメとして、「三機の森」「感謝の森」のふもとにある黒富士農場から、平飼い卵のゆで卵が振る舞われました。このゆで卵は大人気で、あっという間になくなっていました！

バーベキューで感じたのは、三機工業の皆様が醸し出す雰囲気の良さ。山や森に足を運ぶこと、自然の中で仲間と過ごすことを、心から楽しんでいらっしゃるのが伝わってきました。そして、もう8年ここに通い続けているからこその、中央森林組合のメンバーさんたちとの打ち解け方。森を育てることはもちろん、森のある地域とのつながりも育んでいるんだなぁ…と、しみじみと嬉しくなりました。

また来年、お待ちしています！

食事が終わったあとは、ゴミをまとめて下山。登るのもの大変ですが、下るのは地味に膝に来るんですよね…。ゴミを拾いながら下山されている社員さんもいらっしゃって、その意識の高さに頭が下がります。お手洗い休憩を済ませたあと、三機工業の皆様は貸し切りバスに分乗して「勝沼ぶどうの丘」へ向かいます。

三機工業の皆様、大変お疲れ様でした。また来年「PT in 甲斐」で会いましょう！ お気をつけて行ってらっしゃい！

最後に、この場をお借りして、毎年イベントの準備を行っていただいている中央森林組合の皆様へ、心より御礼申し上げます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします！