「Present Tree in みやぎ大崎」植樹ツアー開催しました!【植樹体験の2日目レポート】

プレゼントツリーが主催する毎年恒例・秋の植樹ツアー☆ 今年は「Present Tree in みやぎ大崎」を舞台に、11月4日・5日に開催いたしました。1日目のレポートに続き、2日目はメインとなる植樹活動を中心に、レポートいたします!

あいにくのお天気…ですが、紅葉の中を移動して植樹場所へ

2日目は朝7時に古川駅集合し、ここから陸羽東線で移動します。陸羽東線は宮城県遠田郡美里町小牛田駅から山形県新庄市の新庄駅までを結ぶローカル線で、車窓からは田んぼと山々の風光明媚な景色が楽しめます。2両編成の可愛らしい車両に乗り、鳴子御殿湯駅を目指します。

約50分の乗車のあと、鳴子御殿湯駅からマイクロバスに乗車し植栽地に向かいます。あいにくの雨模様でしたが、紅葉のハイシーズンだけあって、赤や黄色に色づいた広葉樹の木々が見えると、車内からは「きれい~」と歓声が上がっていました。

途中、プレゼントツリーで2017~2021年に植えた過去の植栽地を見学しました(2018年の植樹イベントの様子はこちらから)。かなり大きく育っている樹もたくさんあって、こうやって森林が再生されていくのだなぁと感激もひとしお。これからの植樹作業にも期待が高まります。

いよいよ開会式が始まります。弊所理事長・鈴木からの挨拶を皮切りに、昨日に引き続き駆けつけてくださった伊藤市長、この植栽地の地権者代表・高橋信宏さん、大崎森林組合の古内代表理事組合長、そして鳴子木地玩具協同組合の岡崎理事長よりご挨拶をいただいたあと、記念撮影へ。

みんなで「プレゼントツリー↑♪」「おおさき~↑♪」と、口角の上がる魔法の呪文を唱えて、パシャリ! とってもいい笑顔の写真が撮れました♡

続いて、大崎森林組合の氏家さんから、植え方の説明が行われました。今日植えるのは、整腸剤などの薬にも使われる「キハダ」、生長したキハダの外樹皮を剝がすと見える黄色い内樹皮が薬用にされ、黄柏(オウバク)という生薬になるそうです。実は栃餅として食用にもなる「トチノキ」、生長すると30m程にもなる落葉広葉樹の高木です。どちらもごぼうのように葉の出ていない状態の苗木です。落葉樹の植え植え付けは、葉を落とした後の休眠期に行うそうです。

苗木を植えるのは大体2m間隔。赤いピンの刺さったところが目印です。まずはクワを使って、根っこがすっぽり土に埋まるくらいの穴を開けます。その後掘った土をかぶせて、周りをギュッギュッと踏み固める。引っ張っても抜けないくらいに土を踏み固めればOK! 最後に、赤いピンに巻いてあったピンク色のテープを苗木に巻き付け、下草刈りの際にせっかく植えた苗木を刈ってしまわないよう目印を付けます。

今日植える苗木は約300本、参加しているのは約50人なので、一人5本以上は植えていく必要があります。5班に分かれ、それぞれに森林組合のスタッフさんが指導者として付いてくださり、植樹開始です!

さぁ、植樹です!

先ほどまでの霧雨も上がり、ぐんと作業がしやすくなった植栽地。皆さん、頑張りましょう☆

このクワ、森林組合の皆さんは軽々と操るのですが、意外と重いのです。振り下ろすだけでもけっこう大変。植樹体験が初めてだった筆者もチャレンジしたのですが、へっぴり腰すぎて事務局長に笑われてしまいました(苦笑)。これだけクワが重いと、しっかり軍手をしていても、手に豆ができてしまいますね~。

さすが男性陣は飲み込みが早く体の使い方も上手で、次々に植えていてカッコよかった! 10本以上植えている方もいましたよ。参加者の中で唯一の小学生・9歳の男の子もすごく楽しそうに植えていて、土や樹に触れることって大切だなぁと改めて感じます。そして、みんなで同じ作業に没頭することの楽しさ。植樹活動を通じて、昨日初めて会ったとは思えない連帯感が生まれていました。曇りだったおかげで、暑すぎず快適に植樹を進めることができました。

「ゆきむすび」のおにぎりが、美味しすぎて感動!

植樹で目いっぱい体を動かしたあとは、お昼ごはん…なのですがその前に、この地の名産品である「鬼首大根(おにこうべだいこん)」の収穫体験を行いました。無農薬で育てている鬼首大根は、みずみずしくて甘~くて、葉っぱまで余すことなく食べられます。今年は猛暑の影響で虫に食われてしまった大根が多かったそうですが、見事な大根畑に一同ワクワク! 一人一本収穫し、お土産として持ち帰りました。

お昼ご飯は、ブランド米「ゆきむすび」のおにぎりと、地元の食材がたっぷり入った温かい汁物、そして鬼首大根を使ったほかほかのふろふき大根です。地元のお母さんたちが総出で手づくりしてくれたごはん、いただきま~す!

おにぎりを一口食べて、「!?!?」と衝撃を受けた方も多いはず。見た目は普通の塩むすびなのに、すんごく美味しいんです…! もち米のようにもっちりとしているけれど重すぎず、一粒一粒がしっかりしていて旨味が強い。えっ何このおにぎり…衝撃すぎて思わず食べかけのおにぎりの写真を撮ってしまうほど。あんまり美味しかったので、食後に美味しさの秘密を聞いてみると、「お米はもちろんお水も違うし、ガス釜で炊いているから。同じお米を東京の電気釜で炊いても、こうはならないよ」と教えてくれました。なるほど~、じゃあこの美味しさを味わいたかったら、また大崎に来てくださいということですね☆

具だくさんの汁物も、鬼首大根の甘味を堪能できるふろふき大根も、手づくりの辛味噌やお新香もどれも全部美味しかった! お代わりをする参加者さんも多かったです。ごちそうさまでした♪

最後は参加者さんからお一人ずつ感想をいただきました。「樹を植えるのがこんなに大変だとは思わなかった」「美味しいものが多くてびっくり!」「大崎市のファンになりました。また来たいです」…皆さん思い思いに大崎を満喫してくださり、植樹も楽しんでくださったことが分かって、本当に良かったです。こちらこそ、ご参加いただきありがとうございました!

2024年も、植樹ツアー開催いたします!

ここからは帰り道。鳴子ダムの紅葉を見て、鳴子温泉駅へ。温泉に浸かったり、買い物を楽しんだり、お酒やコーヒーを飲んだり…と、自由に散策を楽しみました。この紅葉のハイシーズン、普段であれば観光客でごった返しているはずの鳴子温泉ですが、あいにくの空模様のおかげかどこも人が多すぎず、ゆっくり見ることができました。…でもやはり青空の紅葉を見たい! というわけで、2024年秋も「Present Tree in みやぎ大崎」植樹ツアー開催いたします! 今回参加された方も、参加できなかったという方も、募集開始までぜひ楽しみに待っていてくださいね。

植樹だけでなく、地域の“美味しい・楽しい・美しい”を存分に楽しんでもらう、プレゼントツリーの植樹ツアー。2024年春のイベントは、4月6日(土)7日(日)に「Present Tree in くまもと山都」、5月12日(日)に「Present Tree in 笛吹芦川」にて開催予定です。こちらも募集開始いたしましたら告知しますので、ぜひお楽しみに! 情報が発信されたら逃さずにチェックしたいという方は、公式LINEの友だち登録がおすすめです♪

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